バイク用ナビとしてBNV-1とスマホを比較してみた

BNV-1の紹介

BNV-1はユピテルが発売しているバイク専用のナビです。ハードウェア自体はBNV-1の一つ前の世代であるMCNシリーズと同じです。画面のサイズは4.3インチです。本体はもちろん防水です。バッテリーも内蔵しているため、電源をとれない環境でも使用できます。もちろん、バイクのバッテリーに配線をつなげて使用することも可能なのでスマートフォンのようにバッテリーの残量を気にする必要もありません。

タッチパネルは感圧式を採用しているのでグローブをしたまま操作をすることが可能です。コントロールスイッチ(別売り)、レーダー(別売り)も発売されているので取り付けることによって運転中に手元で操作することや警察のレーダー取締を探知することが可能です。

ユピテルのナビなので取締情報や二人乗り禁止エリアなどの案内をする機能があります。駐車禁止の最重点地域、重点地域の警告も表示可能です。高速道路が併走した道路を走行中にナビが現在走行中の道路を誤認した場合に一発で切り替えることができる機能が搭載されているのでいらいらすることもなくなります。

Micro SDカードにも対応していて音楽ファイルを転送しておくとそのファイルを再生する機能があります。スマホをナビに使用しているときと同じように音楽再生をすることが可能となります。

BNV-1の良さ

BNV-1は専用機なのでグローブをしたまま操作可能であることがなんと言っても最大の利点だと思います。静電容量方式のタッチパネルがスマートフォンでは主流ですが、これだとグローブ側にスマートフォンに対応しないと操作ができません。

またスマートフォンにはロック画面を解除する一手間が必要になりますが専用機なのでその必要はありません。バイクに乗車してキーを差し込んだ後にアクセサリ電源が通電すれば本体は自動的に起動して使用可能な状態になります。これは乗車するたびに取り付け、取り外しが必要になり充電のためにケーブルを差し込まなければならないスマートフォンナビでは味わえない便利さです。バイクという乗り物はヘルメットをして、グローブをしてウェアを着てととにかく載るまでに手間がかかる乗り物です。乗り出すまでの手間が増えることはバイクの手軽さを殺してしまいます。

別売りとなってしまいますが、コントロールスイッチやレーダー受信機を購入して取り付けることによって手元でハードウェアのボタンで操作が可能となることやレーダー受信機をハードウェア的に搭載できることはスマホナビではできない拡張性です。

スマホをナビにすると夏場は直射日光によってスマホ本体が異常に熱を持ってしまいスマホへの熱のダメージが気になることや操作ができなくなることがあります。特に夏の晴れの日で渋滞に巻き込まれると起こります。BNV-1では夏場に使用してもそのようなことは起こりません。専用機なので当たり前かもしれませんがこれは信頼性は重要なことだと思います。

BNV-1は二輪通行禁止区間に対応しています。購入前にユピテルのホームページを閲覧した限りではそのような記述がないので電話で問い合わせたところ、二輪通行禁止区間を考慮したルートに設定するようになっているとのこと。スマートフォンでは私の知る限り二輪通行禁止区間に対応しているのはナビタイムのツーリングサポーターしかない(以前はナビローが対応していましたが現在は開発中止)です。

BNV-1はBluetoothでインカムと接続することが可能です。もちろん接続していないときにはスピーカーで案内や音楽を流すことも可能です。私は妻とよくタンデムをするのですが、そのときに私の持っているインカムがBNV-1とインカムの通信両方に対応していないためナビ音声をスピーカーで流すのですがヘルメットをして60km/hで走行していても案内が聞こえます。さすがに高速道路で100km/hで走行中の時は聞き取るのが難しくなってしまいますがスピーカーで案内が聞こえるというのは何も考えずにバイクにのって走り出しても大丈夫という手軽さがあります。

スマホの良さ

スマートフォンの利点は手軽さにあります。今は昔と違ってスマートフォンを持っていない大人は少ないでしょう。すでに持っている機器を転用するのですから追加コストはかかりません。また通信費用も現在の契約している通信費用に込みです。必要なのコストははハンドルにスマホを取り付けるマウントとバッテリーから電源をとってくることだけです。これも大きなメリットだと思います。またナビアプリもappleでしたら標準のマップと無料でGoogle mapも使えます。Androidも強力なGoogle mapが使用でます。

Google mapは同意を得た利用者の位置情報を利用してリアルタイムの渋滞情報を確認することができます。ルートもそれを考慮したルートを提案してくれますので渋滞を回避することが可能です。これは専用機では実現することがかなり困難な機能です。専用機ではSIMを搭載することすら難しいですからね。

スマホのナビは基本的にサーバー側に地図データがあるものがほとんどです。そうなると地図データは随時最新のものに更新されていくことになります。専用機ですと地図データを毎年更新料を支払って更新する必要があったりしますがそれが必要ありません。この圧倒的なコストパフォーマンスは専用機では実現できません。

また目的地をフリーワードで検索するときにはGoogle mapが1番賢く検索できます。BNV-1だとauショップでさえ検索で出てきません。Google mapであれば目的地の名前が曖昧であってもサジェストしてくれます。

最近のスマートフォンは画面の大型化が進んでいます。iPhoneでさえ6から4.7インチです。Plusであれば5.5インチとなります。BNV-1は4.3インチですので大画面が利用できます。

BNV-1の欠点

フリーワードで目的地が検索しても出てこないことがかなり多いことがまず思いつく欠点です。地元のauショップを検索しても出てこなかったときはびっくりしました。車のナビでも検索したらでてくるのでこれは専用機の欠点というよりBNV-1のマップデータの問題だと思います。現状だとあらかじめ住所を調べておくか、地図上でどこら辺にあるのかあらかじめ調べておいてそれで目的地を設定するという使い方をするしかありません。

渋滞情報を受信してくれませんし、渋滞するルートを回避するような設定はありません。ただし、主要地域ではプロドライバーから集めた渋滞抜け道データが収録されていて、渋滞の抜け道がマップ上に水色で点滅して表示されます。渋滞情報を考慮できないのでルートも当然渋滞にはまるように案内されてしまうこともあります。

音楽再生機能が一応搭載されているのですが、とても貧弱です。コントロールスイッチで操作可能なのは縮尺の変更と音量変更のみなので、前の曲に戻ったり進んだりといった操作はナビ画面を切り替えて音楽プレーヤーを立ち上げなければいけません。さらに楽曲はフォルダにぶちこんだものが読み込まれて一覧になっているのですが目的の曲を探し出すのも曲数が多いと苦労します。音楽関連機能は貧弱なので私はあまり利用していません。

スマホの欠点

ナビアプリを起動していれば問題ないのですがいったん何らかの理由でロック画面になってしまうと解除するのが面倒です。指紋認証が主流だと思いますがグローブをしているので外さないとできません。Androidだと顔認証機能がありますのでヘルメットをかぶっていても解除できる場合もあったりして便利です。これはこれでセキュリティ的に問題がある気がしますが。。

インカムをペアリングしておくと、Androidであれば信頼できるデバイスに登録しておくとその機器とペアリング中はロックが自動的に解除される機能があるので便利です。iPhoneでは指紋認証機能かiPhone Xの顔認証しかないのでロック画面に入ってしまうと大変ですね。

二輪通行禁止区間に対応したナビが少ないので走る地域によっては思いがけないところで二輪通行禁止区間に遭遇してしまうかもしれません。ツーリングサポーターを使えば対応していますが課金しないと全機能は使用できません。ただし、キャリアの決済サービスを使用すると月額300円(税抜)、google playやApp storeで購入すると400円(税込み)になってしまうのでAndroidを利用する場合はキャリア決済のがお得ですね。年間だと3500円で利用できます。

夏場はやはり熱によって使用できなくなる場合があったり、雨が降ったりすると防水じゃないスマホは防水対策が必要になったり、防水対応のスマホであったとしても充電ケーブルをつないでいる場合には非対応なのでやはり防水対策が必要になります。そして何よりも乗り降りの度につけ外しが必要なのはけっこうハードルが少しあがってしまいます。エンジンかけるだけで勝手に電源がついているという車載器の利便性はないです。

まとめ

いろいろ両者の特徴をまとめてみましたが、どちらも甲乙つけがたい部分があると思います。大半の方はスマホをナビとして使用していると思います。やはりコスト的な部分で圧倒的に有利なのでとりあえずバイクにナビをつけてみたい方の第一選択としてはスマホが選択されることがほとんどだと思います。車種や使い方にもよりますがバイクは頻繁に遠出で使わないのでナビの使用頻度が低い+近場であれば頭に地図が入っているのでナビが不要という方が多いのではないでしょうか。

私はエンジンをかけたら目的地をセットしなくても今走ってる地域の周辺の道路がどうなっているのか(一方通行か、近道がないかなど)を知りたいと思ったこととバイクは乗り出すまでが大変な乗り物なので乗り出すまでの手間が軽減できるものであれば取り付ける価値があるかもしれないという思いでBNV-1を取り付けました。

結果的に私は何もない場合にはBNV-1を、明らかに渋滞していることが考慮される場合にはスマホとBNV-1の両刀使いという使い方で落ち着いています。コストをかけないのであればスマホが有力な選択肢になるのではないかと思います。

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